ワイルドローズフォルテは、人口500万人あまりの自然豊かな北欧の小国、デンマークはユトランド半島北端にある、ウッレ薔薇園で生産されるワイルドローズの実から作られます。国土の60%以上を農地が占めるこの国は、高緯度でありながら北大西洋の暖流の影響で穏やかな気候に恵まれ、ヨーロッパでも有数の農業国として知られています。
ワイルドローズの由来は古く、1940年代前半にさかのぼります。当時、王国はナチスドイツの占領下にあり、人々は非常に貧しい暮らしを余儀なくされました。特に農民は自然とともに、また時として自然に裏切られながら、一日々々を必死の思いで生き抜いていました。
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そうした中、半島の美しい海沿いで農業を営むアンジャ夫人が、この地方で採れるある種のワイルドローズの実がたいへん豊かな栄養を含んでいることを発見したのです。夫人は、過酷な農作業による節々の痛みや体の変調を訴える人々にこれを分け与え、やがて欠かせない栄養源となっていったのです。
ただ、この実は、その栄養がもっとも必要とされる冬から初夏にかけては収穫できないという問題が残りました。そのため夫人は、収穫時期の検討なども含めて試行錯誤を繰返し、この実の豊富なビタミン、ミネラル類を損なわずに乾燥保存する独特の手法を見つけ、これにより年間を通じて良いものを安定的に供給できるようになったのです。
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1975年、残念ながらアンジャ夫人は74歳で他界しましたが、現在は孫にあたるウッレ氏が跡を継ぎ、昔と同じ場所で、昔ながらの作業を続けています。
北海に面した、時おり、琥珀(*注1)が流れ着くことでも有名なこの地方の土は、幸いにも新鮮な海のミネラルを豊富に含むことで知られ、このワイルドローズも化学肥料や農薬、遺伝子操作などに頼ることなく大切に育てられています。そして今日もウッレ氏一家は、半世紀以上前に祖母がしたのと同じように土地を耕し、一つ一つの実を全て手作業で収穫し、選別し、この上なく丁寧に扱い、品質の維持に努めています。
(*注1)琥珀・‥約五千万年前の樹液が化石化したもの。全世界の約八割を生産するロシアでは、皮膚疾患や
内臓疾患など様々な疾患に効く万能薬とされ、琉拍を使ったサナトリウムもあるという。また高い抗酸化作用やリラクゼーション作用があることでも知られ、日本でも最近、大手美容業者が琥珀パウダーや琥珀酸を配合した化粧品の開発、販売を開始した。